セルタキャンプ2日目を終えて 思い出編
〜2019-8-5〜
ケントコーチのブログ
セルタキャンプ 千葉2日目。
今日のテーマはコントロール、パス。
今日も無駄に走り過ぎ。と何度も注意されていました。
今日言われた大事なポイント。
①"Ocupar Espacio" スペースを埋めること.
これをやらずにボールを動かそうとしても、パスしたい場所に味方がいない状況が生まれてしまう。
だから皆んなは常に慌ててたくさん無駄走りをしなければいけなくなってしまう。
スペースを埋めるためには走り出す前にどこにスペースがあるかを知る必要がある。
だから走る前に考えなきゃいけない。
②奪った1本目のパス
君たちは奪った1本目のパスを失い過ぎだ。
なぜ簡単に失ってしまうか。
それは奪ってからの切り替えが遅いのと、まずコートを広げる意識がないから奪った後にボールがない選手が広がらずに近くでボールを受けようとするから近くの選手に出して奪われてしまう。
もしくはたまたま遠くにいる選手が見えたから何も考えずに難しいロングパスを狙って奪われる。
そうならないためには、奪ったときにボールない選手が早くボールから離れて、コートを大きく使えるようなポジションを取ることとボールを奪った選手が1本目を奪われる可能性が低い場所に逃がせる判断の両方が必要になる。
③守備の優先順位
自分が守るスペースを意識してスペースを埋めることは守備において大事なことだ。
ただ、守備において埋めるスペースにも優先順位がある。
だから状況によっては自分の守るべきスペースやマークを捨てて、他のマークやスペースを埋めた方が良いときがある。
これはサッカーを理解し、試合を読む力がないと一瞬で判断することは中々難しい。
まず、サッカーを理解することが大前提必要になる。
そして最後にマルコスが皆んなに熱く語ってくれたこと。
将来、皆んながプロサッカー選手になりたかったら、コントロール、パスを良く練習するんだ。
その良く練習するって意味は、練習量をたくさんしろってことじゃなくて、毎回の練習の中でやる1つのコントロール、1つのパスにPORQUE(なぜ)を持ってやること。
何も考えてないPORQUEがないコントロールやパスを1万回やっても試合では使えない無駄なものだ。
確かに反復すれば、技術自体は上がる。
でも試合で使えるコントロール、パスは身に付かない。
だから、全てのプレーに目的を持ってPORQUEが常にあるコントロール、パスを積み上げていかないといけない。
またサッカーにおいてプレスピードを上げるにはコントロール、パスのスピードを上げることがイコールだから技術的な部分でコントロールパスの実行スピードを上げることも努力していかなければならない。
そういった意味でコントロールとパスを良く練習していくことがプロになる上で必要不可欠なのでそこは絶対に忘れずに努力していって欲しいと思う。
マルコスは選手に響く熱い言葉を選手に送ってくれてるし、ボルハやエロイもトレーニング中に言ってることを聞くと基本的なことだけど本当に重要なことを言ってるし、セッション間に日本の選手について聞くと本当に的確な意見がもらえるので彼らのような指導者から子どもたちには明日ももっともっと貪欲に吸収してほしいなと思います。
皆んなが一生懸命やっているのはわかってるけどもっと自分の内側から湧き出てくるような感情を爆発させてサッカーに向き合ってもいいんじゃないかなって思う。
もっともっとがむしゃらに、もっともっと熱く。
今日1番熱かったのは間違いなくマルコスだった。
でも本来はやってる選手が1番熱くいるべきなんだよ。
明日も熱い1日にしよう。
と、ここまで
今日も身にしみるまとめです
大切なのは
por qué
それに対して
razón
motivo
改めて
サッカーはクラシック音楽に似ているなぁと思います
何をするにも
何故?
があるから
理由もうまれる
考える事が尽きないですね